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オランダのクレイアーティスト

Adriaan Rees
近作ポートレイト
陶のオブジェの新作展
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オランダのクレイアーティスト、アドリアーン・リースADRIAAN REES さんの近作ポートレイトがオランダ大使館の出島ラウンジに展示されていたことがあります。では、このクレイアーティスト、アドリアーン・リース Adriaan Rees さんてどんな人?

Adriaan 1986年から1991年までアムステルダムのヒールツ・リートフェルト・アカデミーで彫刻を学び、同時に1986年から1993年にかけてはデン・ボッシュのヨーロピアン・ケラミック・ワークセンターで陶芸の技術を身につけました。アムステルダム在住。作品はもっぱら、デン・ハーグの工房で製作中。主にオランダ国内で個展を開催してきましたが、今年は日蘭交流400周年ということもあり、おもいきってこの日本でも個展を開催しています。

また、芸術学校などで短期ゲスト講師業も行い、オランダやノルウェーの教壇で鞭もとっていますし、公園のデザインや広場のデザインも行っています。
大きな作品としてはイスラエルの公園に大きなセメントの耳を作ったり、オランダはアルメーレ市のパブリックスペースのためにオブジェを作ったり、アムステルダム大学の数学科と天文学科のあるビルの中には10メートルに及ぶ大きなオブジェも置かれています。ラントスケープデザインしており、昨年来日時に東京・京都・姫路等々の庭園をめぐり得たインスピレーションでデルフ郊外のニュータウンの公園もデザインしました。

アドリアーン・リースさんについて詳しくお知りになりたい方はどうぞ彼のホームページにいらして下さいませ。
http://www.geocities.com/SoHo/Hall/7171/adriaanrees.html

近作ポートレイト TOP
too much infomation ADRIAAN REES さんの近作ポートレイトは展覧会期間中オランダ大使館の出島ラウンジにも展示されていました。色々な表情の顔。一つ一つアドリアーンさんがゆっくりと丁寧に説明して下さいました。いくつかこちらで紹介したいと思います。

「all this information」...中央に置かれた大きなカラフルなポートレイト。ふー、と言わんばかりの表情をして います。そして大きな顔の耳から溢れ出す、色とりどりの流れ。これは今の情報化社 会にあり溢れているインフォメーションを表現しているとのこと。この世の中、イン ターネットだのテレビだの、ラジオ、新聞、雑誌などなど情報がたくさん溢れていま す。そんな情報で頭の中がいっぱいになってしまった人をイメージしての作品だそう です。(\800,000) vace

「family」...いくつものワイルドな顔をたくさんつけた作品があります。こちらはブロンズ でできており、上の顔の部分と下の花瓶に見立てた部分がわけられます。あっかんべ ーをするもの、よくわからない表情をするもの。こちらのポートレイトの集合体は花 瓶に生けられた花を意識しているそうです。(\600,000) monster

「monster」(piece with the green heart)...と称されたポートレイト。こちらは怪しい土の塊の顔の上に、つつみこ むように、口から飛び出た心臓が添えられています。アドリアーンは臓器にも興味を示しているようで、かねこ・アートギャラリーにも血管の浮き出したような四角形のオブジェや気管支と喉の骨を模したものが展示されています。(\250,000)

blue white red 最後に三つセットの作品、
「backward/forward I」(red)
「backward/forward II」(white)
「backward/forward III」(blue)
...オランダの旗を意識して赤・白・青の顔をしているポートレイトがあります。 みんな新聞紙で折ったような紙のボートを意識させる水色の明るい帽子を被っているのはなぜかしら? しかも顔が前と後ろ両方にあります。

普段アムステルダムに住み、デン・ハーグの工房に通うアドリアーン。オランダに住 んでいてもめったにボートに乗ることがないといいます。そんなある日、友人に 誘われボート旅行にでかけました。アイセル湖やマルケン、フォーレンダムなどなど を訪ねながら。その時の情景を、童心にもどった少年時代の自分とダブらせとのこと。顔が二つあるのは、旅に出かけて家に戻る、行きと帰り、つまり往復を意味して2つの表情を作ったそうです。(\250,000each)

陶のオブジェの新作展 TOP
銀座のすぐ近く、東京の京橋にある「かねこ・あーとギャラリー」で‐陶のオブジェの新作‐ADRIAAN REES展が9月7日(木)から30日(土)開催されていました。オランダとつくものは見てみなくちゃ。。。ということで、こちらも見に行ってきました。彼のオブジェをいくつか紹介しましょう。 japan

「japanese dream」...今回日本初個展ということで、ありました「日本の夢」と題された作品が。日本を色でイメージすると、赤と白と緑になったそうです。赤色のくしゅくしゅした顔のポートレイトにちょっと不思議な帽子。どうやら、この帽子、女性の白い足を意識してみたとのこと。思わず、芸者の足のつもり?と聞いてしまったら、「そう」と答えられてしまいました。やっぱり、外国の人は日本をイメージする時に富士山や芸者を思うのでしょうか?口元に受け皿が用意されています。こちらは口から溢れてくる気を受けとめているとのことです。(\350,000)

mother & son 「mother」「son」...陶器にカラーリングした金色の二つのポートレイト。母と息子をイメージしています。類似したこの二つのポートレイトには顔がありません。息子にとって母親の存在は大きく、きっても切り離せない関係だからと母親と息子に見立てているとのことです。どっちが母親かと聞いたら、それは関係ないんだよとおっしゃっていました。型を利用して作っているこの作品。大使館の出島ラウンジにも展示されていて、全部で10体あるそうです。(\200,000 mltiple)

shiep 「dazzle I」...頭に船の帽子をかぶっているポートレイト。船はふねでも、黒と白でペイントされており、なんだか怪しげな雰囲気。この船はそう、アメリカの軍艦のペインティングを意識したそうです。どこの方向から見ても模様がつながるようにデザインするのが大変だったそうです。この帽子を目を覆うように深く被っています。現実を見るのが嫌、現実逃避したがっている、といったところでしょうか?大使館の出島ラウンジにも同種のポートレイトが展示されています。こちら方の耳からちょろりとたれているブルーのしずくのようなもの、それは情報を意味しているとのことでした。(\350,000)

winter spring 「spring」...「春」と題されたポートレイト。横向きになって眠につく木で表現されています。でもまさに目を覚まさんとばかりのところ。若葉を感じさせる緑がアクセントになっています。
「winter」...一方「冬」と題されたポートレイトは顔がほとんど逆さまになっています。深く眠りについているその様子はまさに寒いオランダの冬を思わせます。季節を感じさせるオブジェです。(\300,000 each) tears

「past tears」...顔をおもいっきり上に向け、後ろ向きに涙を流すこのポートレイト。青い色が印象的です。過ぎ去ったことを思いだし目に涙を浮かべています。でも昔のことなので、後ろ向きに流れているのだそうです。その涙をこぼさないよう受けとる器も置かれ、内側は涙と同じ青色に塗られていました。(\300,000)

couple-lady couple-man 「couple I」「couple II」...「カップル」。似ているようだけどやっぱり違う対照的な二つのオブジェ。広い庭の噴水に飾りたくなるような作品です。黒と白、女性と男性、光る釉薬と光らない釉薬。一見同じような形をしているのですが、その中には相反する要素がとり入れられています。されど、それぞれに金のリングが付けられ、カップルということが意識されています。(35,000 each)

かねこ・あーとギャラリー
〒104−0031
東京都中央区京橋3−7−13 三成ビル1F
TEL: 03‐3564‐0455
ウェブアドレス: http://kas.garden.com/kaneko.html

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現代アートって不思議。アーティストは新しい自分流の表現方法を模索しているのですから、これは印象派かしら?とかこれはフォービズムだのとは言いきれません。例えばゴッホの作品をあれこれコメントするのは後世の人にとって自由。ゴッホはもう生きていないのだから、彼やかれの周りの人々が残したものから解釈してゆきます。でも、現代アーティストは現在も活躍中。ということは直接彼らに聞いてみて、どういう思いでその作品を作り上げたのか語ってもらうしかありません。というわけで、今回は直接アドリアーンさんに作品について説明していただきました。最近とっても感じること。外国のアーティストと会話するには言葉が大切。。。ちょっと語学を頑張ってみようかなと思う今日この頃です。

アドリアーン・リースさんの奥様はオランダの女優、Perla Thissenさん。連続ドラマの Medisch Centrum West で看護婦兼医者の役をしたこともあるそうです。ここ6年ぐらいは休業中ですが、また来年からテレビに登場する予定だそうです。こちらも乞うご期待!とても気さくな方でした。お二人の出会いはアドリアーンさんがまだフィジカル・テラピストで、彼女が看護婦だった時。ちょうど彼らは互いに自分の人生の転換期をむかえ、彼は芸術家になりたいと美大に通いはじめ、彼女は女優になりたいと、第二の人生を歩み始めた時だったとのこと。現在は一男二女のパパとママだそうです。とってもお若くみえたのですが、43歳と45歳のとっても仲の良い姉さん夫婦でした。


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