銀座のすぐ近く、東京の京橋にある「かねこ・あーとギャラリー」で‐陶のオブジェの新作‐ADRIAAN REES展が9月7日(木)から30日(土)開催されていました。オランダとつくものは見てみなくちゃ。。。ということで、こちらも見に行ってきました。彼のオブジェをいくつか紹介しましょう。
「japanese dream」...今回日本初個展ということで、ありました「日本の夢」と題された作品が。日本を色でイメージすると、赤と白と緑になったそうです。赤色のくしゅくしゅした顔のポートレイトにちょっと不思議な帽子。どうやら、この帽子、女性の白い足を意識してみたとのこと。思わず、芸者の足のつもり?と聞いてしまったら、「そう」と答えられてしまいました。やっぱり、外国の人は日本をイメージする時に富士山や芸者を思うのでしょうか?口元に受け皿が用意されています。こちらは口から溢れてくる気を受けとめているとのことです。(\350,000)
「mother」「son」...陶器にカラーリングした金色の二つのポートレイト。母と息子をイメージしています。類似したこの二つのポートレイトには顔がありません。息子にとって母親の存在は大きく、きっても切り離せない関係だからと母親と息子に見立てているとのことです。どっちが母親かと聞いたら、それは関係ないんだよとおっしゃっていました。型を利用して作っているこの作品。大使館の出島ラウンジにも展示されていて、全部で10体あるそうです。(\200,000 mltiple)
「dazzle I」...頭に船の帽子をかぶっているポートレイト。船はふねでも、黒と白でペイントされており、なんだか怪しげな雰囲気。この船はそう、アメリカの軍艦のペインティングを意識したそうです。どこの方向から見ても模様がつながるようにデザインするのが大変だったそうです。この帽子を目を覆うように深く被っています。現実を見るのが嫌、現実逃避したがっている、といったところでしょうか?大使館の出島ラウンジにも同種のポートレイトが展示されています。こちら方の耳からちょろりとたれているブルーのしずくのようなもの、それは情報を意味しているとのことでした。(\350,000)
「spring」...「春」と題されたポートレイト。横向きになって眠につく木で表現されています。でもまさに目を覚まさんとばかりのところ。若葉を感じさせる緑がアクセントになっています。
「winter」...一方「冬」と題されたポートレイトは顔がほとんど逆さまになっています。深く眠りについているその様子はまさに寒いオランダの冬を思わせます。季節を感じさせるオブジェです。(\300,000 each)
「past tears」...顔をおもいっきり上に向け、後ろ向きに涙を流すこのポートレイト。青い色が印象的です。過ぎ去ったことを思いだし目に涙を浮かべています。でも昔のことなので、後ろ向きに流れているのだそうです。その涙をこぼさないよう受けとる器も置かれ、内側は涙と同じ青色に塗られていました。(\300,000)
「couple I」「couple II」...「カップル」。似ているようだけどやっぱり違う対照的な二つのオブジェ。広い庭の噴水に飾りたくなるような作品です。黒と白、女性と男性、光る釉薬と光らない釉薬。一見同じような形をしているのですが、その中には相反する要素がとり入れられています。されど、それぞれに金のリングが付けられ、カップルということが意識されています。(35,000 each)
かねこ・あーとギャラリー
〒104−0031
東京都中央区京橋3−7−13 三成ビル1F
TEL: 03‐3564‐0455
ウェブアドレス: http://kas.garden.com/kaneko.html
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現代アートって不思議。アーティストは新しい自分流の表現方法を模索しているのですから、これは印象派かしら?とかこれはフォービズムだのとは言いきれません。例えばゴッホの作品をあれこれコメントするのは後世の人にとって自由。ゴッホはもう生きていないのだから、彼やかれの周りの人々が残したものから解釈してゆきます。でも、現代アーティストは現在も活躍中。ということは直接彼らに聞いてみて、どういう思いでその作品を作り上げたのか語ってもらうしかありません。というわけで、今回は直接アドリアーンさんに作品について説明していただきました。最近とっても感じること。外国のアーティストと会話するには言葉が大切。。。ちょっと語学を頑張ってみようかなと思う今日この頃です。
アドリアーン・リースさんの奥様はオランダの女優、Perla Thissenさん。連続ドラマの Medisch Centrum West で看護婦兼医者の役をしたこともあるそうです。ここ6年ぐらいは休業中ですが、また来年からテレビに登場する予定だそうです。こちらも乞うご期待!とても気さくな方でした。お二人の出会いはアドリアーンさんがまだフィジカル・テラピストで、彼女が看護婦だった時。ちょうど彼らは互いに自分の人生の転換期をむかえ、彼は芸術家になりたいと美大に通いはじめ、彼女は女優になりたいと、第二の人生を歩み始めた時だったとのこと。現在は一男二女のパパとママだそうです。とってもお若くみえたのですが、43歳と45歳のとっても仲の良い姉さん夫婦でした。