一般的に日本ではベルギー産チコリと言われていますが、

■ベルギーではウィットローフ de witloof
■隣国のオランダではウィットロフ de witlof
と言っています。その言葉の意味は白い葉っぱ。
英名は chicory 、学名は cichorium intybus、多年草のキク科に分類されます。太く育った根株を一度掘り起こし、直射日光を避けて栽培するので白く細長い形になります。ちょっと苦味のある味ですが、カロリーも低く健康的な野菜です。
現在のように栽培されるようになったのは、19世紀末から20世紀初めのつい最近のこと。ただ、植物そのものはかなり長く知られています。例えば紀元前の詩人のホラティウス(Horatius)は「chicoreum」について語っていますし、植物学者のレンベルト・ドドゥーンス(Rembert Dodoens)は16世紀に出版したその「Cruydtboek」の中で同様に「cicoreye」について述べています。
まだまだ異論はあるようですが、栽培することを始めた人としてはスハールベイク(Schaarbeek)の農業家、ヤン・ブラメルス(Jan Brammers)があげられます。1880年ごろウィットローフの根に土をかけ、地下に保存したのです。8月から9月にかけて革命の日があったときに避難していたヤンは、帰ってきてみると、土をかけていたウィットローフの根に若芽をみつけたのでした。
また、ベルギーはブリュッセルの植物園に文化長として勤めていたブレジールス(Breziers)は1950年から51年にかけて、ウィットローフ栽培における、白い結球の形成の発展に貢献しました。それ故、ブリュッセル周辺でウィットローフの栽培が盛んです。